「LinkPrint」付属の印刷画面コンポーネントを利用して、印刷指示画面を簡単に作成できます。システム内のWEBページのhtmlソースに数行のコードを貼り付けるだけで帳票印刷を実行する印刷画面コンポーネントが付加されます。印刷画面コンポーネントの制御コードはシステム内のWEBページのhtmlソースにWebブラウザ用のスクリプト(JavaScript、VBScript等)として記載します。htmlソースに以上の記述をするだけで作成は完了しますので、サーバ側システムに影響されないオープン性が保障されます。また、htmlページを動的に作成する場合でも、プログラミング言語は問いません。
帳票印刷では非定型サイズの用紙や連続紙印刷が多いですが、最大の問題は帳票の印刷位置合わせです。印刷画面コンポーネントはこの印刷位置合わせをいろいろな形でサポートしています。
- Windowsに非定型サイズの帳票情報を自動登録
- 送り状や統一伝票など連続伝票はインチサイズで設計されたものがほとんどです。プリンタによってはこれら特殊サイズの用紙はWindowsでは用紙情報として登録しなければ使えないものも多数存在します。印刷画面コンポーネントはこの登録を自動に行い、エンドユーザーに意識させることなく連続伝票のような特殊サイズの用紙を自動登録して、印刷可能にします。
- 非定型サイズに対応可能なプリンタおよび給紙装置の自動選択
- 送り状や統一伝票など連続伝票などの特殊サイズの用紙を印刷できるプリンタは限定されてしまいます。印刷画面コンポーネントはクライアント環境にインストールされているプリンタの中で特殊サイズの用紙を印刷可能なプリンタを検索して自動で選択します。また、プリンタの給紙装置によって印刷可能な用紙サイズが変わることがありますので、給紙装置も自動選択して、帳票に合った印刷条件を自動選択します。
- 専用紙印刷/白紙印刷のクライアント側での切替え
- 専用帳票に印刷する場合、本来は専用帳票のイメージは不用ですが、印刷プレビューで確認する場合、背景画像が存在したほうが現場の作業効率は断然違います。印刷画面コンポーネントはクライアント環境でこの背景画像と印刷データをオーバレイさせていっしょに印刷する白紙印刷モードと印刷データだけを印刷させる専用紙印刷モードを切り替え可能にしています。帳票の種類やデバッグ目的など様々な目的で切り替え操作が行えます。
- 印刷プレビューを確認しながらの印字位置調整機能
- 印刷プレビューを確認しながら、印字位置調整を行うことができます。調整結果が即時印刷プレビューに反映するため、印字位置合せの作業効率は手間のかかるエラー・アンド・トライから解放されます。
- 前回印刷情報(印字調整位置・専用紙/白紙印刷選択情報・使用したプリンタ・プリンタ給紙装置)の保持、および次回印刷時への自動反映
- 前回の印刷条件を自動で保持して次回印刷時に自動反映させますので、印刷位置調整が一回でも済めば、次回以降、印刷位置調整は不要ですので、務で安定した印刷環境が構築できます。
- 一切画面を表示しないで印刷を行うサイレント印刷をサポート
- 印刷画面コンポーネントは、印刷命令を受けた後、いっさいの確認画面を出さずに自動で印刷されるサイレントモードを持っています。業務で現場の作業を簡略にするために画面は出したくない、という要望にお応えします。サイレントモードでの印刷条件は前回印刷条件の反映、または別ツールで指定することもできます。
印刷画面コンポーネントを使った複数のサンプルが用意されているので、すぐにプログラミングを開始できます。
印刷画面コンポーネントはプロパティとして印刷データをダイレクトに指定できますのでWEBで問題になりがちな同時アクセスの問題を意識する必要はありません。
印刷画面コンポーネントは印刷が無事に終了したか、それとも、ユーザー側でキャンセルされたかを把握するためのイベントが用意されています。イベントに対する処理をhtmlソースのスクリプトに記載すれば、結果をサーバシステムにフィードバックすることもできます。内部統制としてのシステム監査にもご利用いただけます。
印刷画面コンポーネントはプロパティとして印刷データをダイレクトに指定できます。プロパティの指定はスクリプトで行われるので、サーバから送ったデータとクライアントで入力されたデータを組み合わせて印刷、というような柔軟な使用方法にも対応しています。