LinkPrint データベース連携 −帳票データと印刷したいデータを対応付け−


基幹システムとの連携を行う場合の操作で、印刷を行いたいデータをどのように印刷を行うかを決定します。専用ツールのウィーザード形式の画面でステップに沿って、順々に質問に答えていくだけでデータベースとの連携設定は完了します。

ステップ1:印刷を行いたいデータベースのデータ形式を指定します

選択可能なデータベースデータ形式

  1. テキスト形式
  2. ODBCドライバ経由のデータベース

1.テキスト形式 −明細データも含めて幅広くサポート−

テキスト形式は任意の区切り文字でカラムを接続し、レコード区切りを改行記号で接続したひとかたまりのテキストデータです。また、ヘッダ部分と明細部分を結合したデータ形式の場合はデータ区切りのカラムを指定することもできます。

テキストデータの例:
  1. CSV形式 − AAA,BBB,CCC
  1. タブ区切り形式 − AAA\tBBB\tCCC
ヘッダ部分と明細部分が結合している例:
  1. 納品データ
    顧客コード1、顧客名、納入日、・・・、商品名1、納入数量、納入単価・・・
    顧客コード1、顧客名、納入日、・・・、商品名2、納入数量、納入単価・・・
    顧客コード1、顧客名、納入日、・・・、商品名3、納入数量、納入単価・・・
    顧客コード2、顧客名、納入日、・・・、商品名1、納入数量、納入単価・・・
    顧客コード2、顧客名、納入日、・・・、商品名2、納入数量、納入単価・・・
  2. 区切りカラム − 顧客コード

2.ODBCドライバ経由のデータベース −パラメータクエリによって動的な対応も可能−

ODBCドライバが用意されているデータベースシステムの場合は、ODBCドライバ経由でのアクセスで、テーブル・ビュー・SQLクエリ等を指定できます。また、SQLクエリでは実行時に条件が動的に変わるようなパラメータクエリもサポートされています。

パラメータクエリの例:
  1. Select c3 from table1 where c1 = ? and c2 = ?
    実行時にc1とc2の検索値を動的に設定して実行されます。
ステップ2:帳票データのカテゴリを選択します
帳票データのカテゴリを選択

用意された帳票カテゴリの一覧が表示されますので、帳票の種類を選択します。標準で用意される帳票カテゴリテンプレートとお客様がオリジナル作成された帳票カテゴリが表示されますので、印刷を行いたい帳票カテゴリを選択してから、項目間の関連を指定します。

ステップ3:データ項目の関連付け

印刷を行いたいデータの一覧表示と帳票カテゴリの帳票項目の一覧が表示されますので、それぞれ、対応付けしたい項目をクリックして対応付けていく簡単操作です。

データ項目の関連付け
ステップ4:動的に印刷帳票を決定

例えば、以下のような課題の解決が必要だとします

  • 例1:送り状印刷で運送会社コードに従って、印刷される送り状が自動で変わる
  • 例2:納品書発行で顧客コードに従って、印刷される納品書が自動変わる

このような動的な印刷帳票の決定は従来ならプログラミングで制御コードを記述するしかありませんでしたが、ノンプログラミングでこのご要望にお応えします。
印刷を行いたいデータから項目を選び、その項目の値でどの帳票が印刷されるかを設定していくだけの簡単操作です。

動的に印刷帳票を決定
ステップ5:帳票の印刷枚数を動的に決定

荷札のように、現場で荷造りした結果分の枚数を印刷したい帳票などの場合は、従来ならプログラミングで制御コードを記述するしかありませんでしたが、ノンプログラミングでこのご要望にお応えします。印刷を行いたいデータから項目を選び、その項目の値で何枚印刷するかを設定していくだけの簡単操作です。

帳票の印刷枚数を動的に決定