<現象>
クライアントPCにて、メニュー画面起動時に「サーバーが存在しないかアクセスが拒否されました。」「サービスが起動しているか確認して下さい。」「データベースの接続に失敗しました。」などと表示されたり、
ロゴマークのまま起動しない。
<対処法>
色々な原因が考えられますので、下記、順番にお試しください。起動に成功したら、その時点で終了してください。続きの操作は必要ございません。
※Windows 11サーバーのアップデート(バージョン24H2以降)後に、起動しない場合は、
こちらのFAQをご確認ください。
※サーバーのWindowsアップデートなどにより、起動しない場合は、7. 「パスワード保護共有」を無効に設定 をご確認ください。
1.サーバーPCの確認
サーバーPCの『伝票革命/販売・仕入・在庫 12』メニュー画面、また「売上伝票の一覧画面」や「得意先台帳の一覧画面」などが、正常に起動するかご確認ください。
正常に起動できない場合は、まずはサーバーPCにて正常に起動できるよう設定を見直してください。
2.SQL Server および ファイアウォールの設定
ガイドに従って、サーバーPCの設定が完了しているかご確認ください。
※ガイドは、ダウンロード版の場合は、ダウンロード後に作成されるフォルダー内、CD版の場合はCD内の「伝票革命/販売・仕入・在庫 12各種ご案内」-「3:サーバー設定・インストール・認証について」をご覧ください。
※ガイド「1.事前準備:データ保存フォルダの作成」の「F 最後に、クライアント PC からアクセスできるかを確認します。」にて、サーバーPCへのアクセスができなかった場合、ネットワーク環境を確認するかシステム管理者にお問合せください。
※特に「SQL Server および ファイアウォールの設定」の設定をご確認ください。最後のUDPの設定まで行なっていただくと、クライアントPCの『伝票革命/販売・仕入・在庫 12』が起動する場合が多いです。
3.パソコンの再起動
パソコンを再起動(サーバーPC、クライアントPCの両方)し、クライアントPCにて起動するかご確認ください。
4. ポート番号を追記
サーバーPCのServer.sysファイルに、ポート番号を追記し、クライアントPCにて起動するかご確認ください。
<手順>
- サーバーPCで「データベース管理ツール」を起動します。
- データ保存フォルダを確認します。
- Aのフォルダの下のData\MyData\Server.sysをメモ帳などで起動します。
- DKHSZ7DB1 の行を DKHSZ7DB1,1433 に変更(半角カンマ+ポート番号を半角で)します。
- Server.sysを上書き保存します。
- クライアントPCにて起動するかご確認ください。
起動しない場合は、Server.sysファイルに追記したポート番号を削除して、次をご確認ください。
5. ウィルス対策ソフトの設定
サーバーPC・クライアントPCにて、ウィルス対策ソフトを常駐している場合は、一時的にオフ(無効化)にし、クライアントPCにて起動するかご確認ください。
一時的にオフ(無効化)にし、起動する場合は、ウイルス対策ソフトで例外設定などの処理が必要です。
ウイルス対策ソフトの設定については、各メーカーにお問い合わせください。
6. 「ファイルとプリンターの共有」を有効に設定
サーバーPCにて「ファイルとプリンターの共有」を有効し、クライアントPCにて起動するかご確認ください。
<手順>
- Windows「スタート」をクリックし、「設定」をクリックします。
- 「ネットワークとインターネット」をクリックします。
- 画面左側から「状態」をクリックし、「ネットワークの詳細設定」欄の「ネットワークと共有センター」をクリックします。「ネットワークと共有センター」が表示されます。
- 「共有の詳細設定の変更」をクリックします。「共有の詳細設定」が表示されます。
- 「ファイルとプリンターの共有」欄から「ファイルとプリンターの共有を有効にする」をクリックし、「変更の保存」をクリックします。
※「ファイルとプリンターの共有」が有効になっている場合は、次にお進みください。
- クライアントPCにて起動するかご確認ください。
7. 「パスワード保護共有」を無効に設定
サーバーPCにて「パスワード保護共有」を無効にし、クライアントPCにて起動するかご確認ください。
<手順>
- Windows「スタート」をクリックし、「設定」をクリックします。
- 「ネットワークとインターネット」をクリックします。
- 画面左側から「状態」をクリックし、「ネットワークの詳細設定」欄の「ネットワークと共有センター」をクリックします。「ネットワークと共有センター」が表示されます。
- 「共有の詳細設定の変更」をクリックします。「共有の詳細設定」が表示されます。
- 「すべてのネットワーク」の「パスワード保護共有」欄から「パスワード保護共有を無効にする」をクリックし、「変更の保存」をクリックします。
※「パスワード保護共有」が無効になっている場合は、次にお進みください。
- クライアントPCにて起動するかご確認ください。
※セキュリティの観点などにより「パスワード保護共有」を無効にできない場合は、クライアントPCから、サーバーの共有フォルダにあらかじめログインをした状態で、クライアントPCから起動するかご確認ください。
8. SQL Server を利用するソフトのアンインストール
差し支えなければ、他社製品でSQL Server をご利用の場合には、そのソフトはアンインストールして、クライアントPCにて起動するかご確認ください。
9. ファイアウォールの設定を変更
2.で行なったファイアウォールの設定(「はじめにお読みください」参照)で、「TCPポート」番号を、1433から、別の番号(例えば1436等)に変更します。
その際UDPポートの番号も念のため、1434から別の番号(例えば1437等)に変更します。
クライアントPCにて起動するかご確認ください。
上記の方法をすべてお試しいただいても解決しない場合は、お手数ですがサポート窓口までご連絡ください。