ドットインパクトプリンタの導入時の注意点

ドットプリンターは、インクリボンにピンで圧力を加え、ドット(点)で文字を印刷するタイプのプリンタです。

ドットインパクトプリンタの仕組み

ドットインパクトプリンタの仕組み

複写用紙に印刷

送り状や複写伝票に印刷できます

宅配伝票や業務用帳票などの複写伝票、連続紙の印刷には、ドットインパクトプリンタが欠かせません。(インクジェットプリンタやレーザプリンタでは複写伝票や連続紙の印刷はできません)
そのため、現在でもオフィスを中心にドットインパクトプリンタが使われています。

ドットインパクトプリンタの導入時には、なにに注意して選べばいいのでしょう?いくつか注意すべき点があります。
  1. 印刷できる複写枚数

    各ドットインパクトプリンタによって、複写できる枚数が異なります。例えば6枚複写の用紙に印刷したいのに、4枚までしか複写できないプリンタを購入してしまうと、最後の紙まできれいに複写されません。
    必ず印刷したい紙の枚数を確認してからご検討ください。

  2. 印刷できる紙の大きさ

    プリンタによって印刷できる紙の大きさも異なります。ドットプリンタの場合は、A4やB4といったサイズよりも、主に「インチ」単位で用紙サイズが表記されています。
    例えば幅4インチ〜10インチまでしか印刷できないプリンタでは、幅12インチの用紙はどうしても印刷することはできません。あらかじめ印刷したい用紙の大きさもお調べの上ご検討ください。

  3. 印刷可能な部分の大きさ

    上記の用紙サイズがプリンタの制限内であるかどうかとは別に、印刷可能な部分の大きさも確認が必要です。(「印字桁数」と呼ばれることもあります)
    プリンタは一般的に、用紙の隅から隅まで印刷できるわけではありません。用紙内で実際に印刷ができる部分の大きさが決まっています。あらかじめ、ご自分が印刷したい用紙の印刷範囲を確認してください。

  4. 給紙方法とプリンタの大きさ

    ドットインパクトプリンタには、一般的にラウンド型と水平型があります。ラウンド型の方がコンパクトに収納できますが、安定稼働率が高い上位機種は水平型です。詳しくはプリンタメーカーなどにご相談ください。

  5. 印刷する紙の形状

    印刷する紙が連続用紙か単票用紙か、複写タイプかシールタイプか、また紙の厚みなど、形状によっても適したプリンタがかわってきます。